AIと人が協力するプロジェクト設計

もりもり自己流の
AIエージェント
開発構造
について

AIエージェントと人間が高品質な成果物を協働で作り上げるためのプロジェクト構造を、図解とインタラクティブなUIで体系的に解説します。
フォルダの役割から処理フロー、設計哲学まで——一度読めば全体像がつかめます。

📁 プロジェクト構造

各フォルダには明確な役割があり、AIエージェントが迷わず動けるよう設計されています。カードをクリックすると詳細が展開します。

🔄 処理フロー

AIエージェントがどのような順番でファイルを読み、どのように成果物を生成するかを図解します。

flowchart TD START(["🚀 開始"]):::startEnd subgraph LEARN["📚 学習フェーズ(読み込み)"] direction TB A1[/"🛡️ instructions.md
基本理念・ルールを理解"/] A2[/"📖 lesson.md
集約した知見を理解"/] A3[/"⚙️ skill.md
付帯作業ルールを理解"/] A4[/"📜 feedback.*.md
前回の教訓を全て理解"/] A5[/"📋 request.md
今回の依頼を理解"/] A6[/"📦 .main フォルダ
全資材を走査・把握"/] A1 --> A2 --> A3 --> A4 --> A5 --> A6 end subgraph GEN["✨ 生成フェーズ"] direction TB B1{"🔧 スクリプトが
必要か?"} B2[/"📂 codeLib/
過去スクリプトを参考"/] B3["💻 新スクリプトを生成・実行"] B4["🎯 成果物を生成"] B5{"👁️ レビューOK?"} B1 -->|はい| B2 --> B3 --> B4 B1 -->|いいえ| B4 B4 --> B5 end subgraph RECORD["📝 記録フェーズ"] direction TB C1["📜 requestHistory.md を更新"] C2["💡 feedback.md に教訓を記録"] C3[/"✅ .output/ へ成果物を格納"/] C1 --> C2 --> C3 end FOLLOWUP(["🔁 追加依頼があれば
コンテキスト維持で継続"]):::startEnd END(["🏁 完了"]):::startEnd START --> LEARN LEARN --> GEN B5 -->|いいえ| B4 B5 -->|はい| RECORD RECORD --> FOLLOWUP FOLLOWUP -->|"追加あり"| GEN FOLLOWUP -->|"完了"| END classDef startEnd fill:#2563eb,stroke:#2563eb,color:#fff,rx:20 classDef default fill:#0f1e3d,stroke:#2563eb,color:#e2e8f0
開始・終了ノード
ファイル・フォルダ(資材)
判断分岐
成果物・記録
flowchart LR P["👤 人間"] -->|"依頼を書く / request.md"| R["📋 .request/"] R -->|"AIが読む"| AI["🤖 AIエージェント"] AI -->|"全資材を走査"| M["📦 .main/"] AI -->|"基本ルール参照"| G["🛡️ .antigravity/"] AI -->|"成果物を出力"| O["✅ .output/"] AI -->|"教訓を記録"| F["💡 .feedback/"] O -->|"人間がレビュー"| P F -->|"次回に活用"| AI style AI fill:#0f1e3d,stroke:#2563eb,color:#e2e8f0 style P fill:#0c1a2e,stroke:#06b6d4,color:#e2e8f0

📡 処理のシーケンス

人間とAIエージェントがどのような順番でやり取りするかを、ステップごとに解説します。

1
📝 依頼の準備
人間が entryPoint.md を開き、内容をチャットに貼り付けてAIを起動します。
2
📚 学習フェーズ
AIが instructions.mdlesson.mdskill.mdfeedback の順でルールを理解します。
3
📋 依頼の理解
request.mdrequestHistory.md を読み、今回のゴールと背景文脈を把握します。
4
📦 資材の走査
.main/ フォルダ内の全ファイルをサブフォルダまで全て読んで内容を把握します。
5
✨ 生成・出力
AIが成果物を生成し .output/ へ格納。人間がレビューし、必要なら追加依頼を行います。
6
💡 記録・成長
作業後に教訓を feedback.md へ記録。次回の依頼品質が向上する 長期記憶 機構です。
sequenceDiagram participant H AS 👤 人間 participant AI AS 🤖 AIエージェント participant G AS 🛡️ .antigravity participant R AS 📋 .request participant M AS 📦 .main participant O AS ✅ .output participant F AS 💡 .feedback H ->> AI : entryPoint.md の内容を入力して実行 AI ->> G : instructions.md / lesson.md を読む G -->> AI : 基本ルール・知見を理解 AI ->> R : request.md を読む R -->> AI : 依頼内容を理解 AI ->> M : 全資材を走査 M -->> AI : 資材を全て把握 loop 成果物が承認されるまで AI ->> O : 成果物を生成・格納 O -->> H : レビュー依頼 H ->> AI : 追加の依頼・修正指示 AI ->> F : requestHistory.md を更新 end AI ->> F : feedback.md に教訓を記録 F -->> H : 次回品質向上へ

💡 設計哲学「な・ど・し・り・さ」

無い知恵を絞って💦独自に考案した、プロジェクト設計の五大要素です。 この標語を意識するだけで、AIと人間の協働がスムーズになるといいな。

なぜ作るのか
目的・背景を明確にする。
「人とAIが協力し、高品質な成果物を作るため」という根本を常に意識します。
どう作るのか
方向性を宣言する。
パフォーマンス優先か、可読性優先か、バランス優先かを明示します。
書式はどうする
フォーマット・エンコードを統一する。
UTF-8 (BOMなし)、元の書式を維持、日本語コメントなどのルールを守ります。
履歴はどうする
記録・再現性を担保する。
requestHistory.md に蓄積することで、成果物の再現が可能になります。
ここはさわるな
禁止事項・スコープ外を定義する。
関係のない箇所は変更しない。不明な場合は必ず確認を求めます。

🎯 この哲学はなぜ効果的か?

AIエージェントはコンテキスト(文脈)を基に判断します。 各セッションで「なぜ・どうやって・どんな書式・どこに記録・どこは触らない」が明確であれば、 AIは迷わず最適解を選べます。

この五大要素を instructions.md および各ファイルで定義しておくことで、 AIにとっての「判断軸」が揃い、毎回高品質な成果物が生まれる仕組みになっています。

📄 ファイルの中身サンプル

各ファイルがどのような内容かをイメージできるよう、簡略化したサンプルを掲載しています。 タブをクリックしてファイルを切り替えてください。

⚠️ これはサンプルです。実際のファイルは日々内容を推敲しており、プロジェクトごとに異なります。雰囲気をつかむための参考としてご覧ください。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
# 最初に:開発スタンスとマインドセット - **相互尊重**: 私はあなたをプロフェッショナルなパートナーとして深く尊敬しています。 - **期待**: あなたの判断力を信頼しています。最高の結果を一緒に作り上げましょう。 --- # 開発基本ルール ## 基本理念 - な・ど・し・り・さ(なぜ、どうやって、書式、履歴、禁止事項) ## どう作るのか - パフォーマンス・可読性・バランス、方向性を明示してください。 - 応答は必ず日本語で行ってください。 - 日付は特に指定がなければ日本時間とみなしてください。 ## 書式について - テキスト出力は UTF-8 (BOMなし) で。 - PowerShell 5.1 のみ Shift_JIS で出力。 - 修正時は元の書式を維持してください。 ## 禁止事項 - 無関係な箇所を変更しないでください。 - 不明点があれば必ず確認してください。推測で動かないこと。 # ... (実際はさらに詳しいルールが続きます)
📄 Markdown 🔡 UTF-8 📍 最優先ファイル — .antigravity/instructions.md
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
# 依頼書 ## 依頼概要 - 〇〇のデータを整形して、HTMLで美しく表示したい。 ## 依頼内容 ### 処理内容 - .main/source.md にある表データを読み込む - 条件Aに合致するものだけを抽出する - 出力先は .output/result.html ### 出力フォーマット - 検索機能付きのHTMLテーブルにすること - スマホ対応(横スクロール可能) - ダークモード対応のデザインで # よろしくお願いいたします。 # ... (プロジェクトごとに内容は異なります)
📄 Markdown 🔡 UTF-8 📍 今回の依頼 — .request/request.md
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
# 付帯作業について - 本作業を行った後、以下の付帯作業を行ってください。 ## 会話の内容を履歴として累積する(セーフティ) - 作業が複数回の会話にわたった場合、内容を .requestHistory/requestHistory.md に記録してください。 - 目的:成果物を紛失しても再現できるようにするため。 ## 今回の依頼で得られた教訓を記録する(成長) - 今回得た教訓を .feedback/feedback.md に記録してください。 - 目的:AIに長期記憶を持たせ、将来の依頼品質を上げるため。 # ... (今回だけの特別ルールもここに追記できます)
📄 Markdown 🔡 UTF-8 📍 付帯作業ルール — .agent/skills/skill.md
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
# 今回の作業で得た教訓・次回への申し送り ## 良かった点 - 事前に instructions.md を熟読したことで、 書式ミス(文字コードの誤り)が発生しなかった。 - スクリプトのパスをハードコードせず変数化したことで、 別プロジェクトへの転用がスムーズだった。 ## 改善点・次回への申し送り - 正規表現でのデータ抽出は汎用性が低い。 次回は専用パーサーの使用を検討する。 - ファイル容量が大きい場合、チャンクに分けて処理する戦略が有効。 --- # やがて .antigravity/lesson.md に集約されます。 # ... (実際はセッションごとに内容が異なります)
📄 Markdown 🔡 UTF-8 📍 今回の教訓 — .feedback/feedback.md
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
# 依頼の履歴 - [2026/03/01 10:00:00] : 依頼開始。source.mdのデータ整形とHTML生成を依頼。 - [2026/03/01 10:15:00] : 実装プラン提示。ユーザー承認。 - [2026/03/01 10:30:00] : result.html を .output/ に生成。 - [2026/03/01 10:35:00] : ユーザーレビュー:「列幅を調整したい」と追加依頼。 - [2026/03/01 10:45:00] : 列幅を DataTables の columnDefs で修正・再出力。 - [2026/03/01 10:50:00] : ユーザー承認。作業完了。 - [2026/03/01 10:55:00] : feedback.md, outputIndex.md を出力して終了。 # このファイルと request.md の2つがあれば成果物は再現できます。 # ... (実際はセッションをまたいで追記されていきます)
📄 Markdown 🔡 UTF-8 📍 会話の累積履歴 — .requestHistory/requestHistory.md
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
# 集約した知見(lesson.md) # 複数の feedback.md を集約・整理したファイルです。 # 重要なものは instructions.md に昇格させます。 ## 1. スクリプト運用 - 大規模データ処理には Python スクリプトを活用し、人為ミスを排除する。 - スクリプト内のパスはハードコードを避け、変数または引数で管理する。 ## 2. UI・フロントエンド - テーブルには overflow-x: auto を必ず付与しスマホ対応する。 - XSS対策として textContent でエスケープ後に innerHTML を取得する。 ## 3. プロジェクト運用 - フィードバックは定期的に lesson.md に集約し、重複を排除する。 - 不明点はユーザーに確認する。推測で動かない。 --- # このファイルは外部の集約プロジェクトで # instructions.md へ昇格候補のものが整理されています。 # ... (内容は継続的に成長します)
📄 Markdown 🔡 UTF-8 📍 集約した知見 — .antigravity/lesson.md

🏁 まとめ

AIと人間が協力するプロジェクト構造

もりもり自己流のAIエージェント開発構造は、明確な役割分担記録の蓄積設計哲学の三本柱で成り立っています。 フォルダ構造を一度設定すれば、AIはその体系に沿って毎回一貫した高品質な作業を実行します。

📁 フォルダ構造で役割を明確化し、AIが迷わない環境を作る
🔄 フローに沿った学習→生成→記録のサイクルで品質が向上する
💡 「な・ど・し・り・さ」哲学で設計の一貫性を保つ
📁 構造を見直す